もう小説とかほぼ読まなくなって久しい。
なんか、小説の力というのを信じていたピークは大学生の頃ではないかと今になって思う。
それ以降はだんだん語学指向もしくはノンフィクション指向に好みがズレていき、今ではフィネガンズ・ウェイクみたいな辞書でちまちま読むゲテモノタイプを読むのが一応の文学との繋がりとしてほそぼそと続く程度。
文学との繋がりが消えたのは、
・感性が死んだ、記憶力が悪くなった
・もっと他にやった方がいい事がある(筋トレとか資格勉強とか)
なのであるが、文学などというものに対する情熱っていうのは恋に恋する乙女の情熱みたいなものだと思う。
冷静に考えてみれば、ハクの付いてる作品でなければ読もうとしないし、そのハクの付いてる作品ですら読むのが苦行だったりするわけじゃないですか。そんなことを続ける情熱なんて、まさに恋に恋する乙女みたいなものである。
まあ、若者はエネルギーが溢れすぎているので、苦行や体に悪いことした方がむしろ安全さをギリ保てるっていう事情もあるのである。酒飲むのもそれだったりする。
中学から読み始めて大学の頃がそういう文学に対する恋のピークで、その後下降線をたどって33歳あたりでほぼ熱は冷めたといった感じ。20年ほどの付き合いだった。
Kindleライブラリ見ても、比較的最近買った小説はちゃんと読んでないor内容覚えてないばっかりで。
なんか最近はほんとに、「昔の自分何考えてたんかなあ?」と思うことが増えた。